令和５年4月１９日(水)、日田市認知症地域支援推進員の松尾さん、劇団「あやめ」の劇団員の方をお迎えして、認知症サポーター養成講座を開催致しました。最初は、劇団員さんによる劇が行われ、コミカルな演出に学生も笑顔で観賞しました。劇中では認知症やその家族の中で起こる様々な課題や葛藤に学ぶことが多くありました。後半は、松尾さんより日田市の認知症の状況や基礎知識を学びました。さらに、実際に認知症の方３名（劇団員の方）をお迎えして、認知症になった経緯やそれ以前の事についてお話を聞きました。「病気ではなく、病気の自分を見てほしい」「自分のいないところで、自分の事を決めないでほしい」など印象に残る声を聞くことができました。ギターの音に合わせて、一緒に歌も歌いました。得意なことを活かしながら活躍されている認知症の方の存在を知り、感動と学びを得ることができました。最後は、学生より今日の学びを今後の実習や生活の中で活かしていきたいとのお礼を言葉で締めくくりました。５年生はあと１ヵ月半程で、臨地実習に突入します。実習の中で認知症の方と接する機会は多くあります。今回の講座で学んだ認知症への理解が、認知症看護の基礎となり、一人ひとりに寄り添うことのできる看護師へ成長してほしいと願っています。
